【難しくない全遊動フカセの始め方】
「半遊動と全遊動」
フカセ釣りするってなると皆さん手に取るのが円錐ウキって言われる楕円球体のウキで、いろいろな浮力やカタチの種類があって選択するウキで釣果が決まるくらい重要なアイテムよね
この円錐ウキって真ん中に穴が通っててそこに道糸を通すからウキ自体が動いて上下する所に、浮き止めを付けてそこでウキが止まる様に仕掛けを組んで
その位置を調整する事で餌を落とす深さを決めるいわゆる「半遊動」って呼ばれるものが基本的なウキフカセ釣りの仕掛けになるんだけど
そのやり方ではサカナが居る深さの「棚」って言う概念が釣果に大きく影響するフカセで正解まで辿り着くには、試行錯誤の手数が増えるところに
もう一つのやり方が、ウキ止めを付けないで仕掛けが馴染んだらラインを張った状態にする事でエサから穂先までを一直線にして
そのままずっと海底までエサを落としてく事によってサカナが居る深さまでエサを届けてヒットさせる「全遊動」って呼ばれる釣り方で
穂先から海面⇔海面からエサ
の中間である⇔の部分にあるウキを屈折点にする事でエサに抵抗が掛かればウキが沈む仕組みを利用してウキ止めがなくてもアタリが分かる様になってて
こうする事によって正解の棚を見つけるまでにウキ止めの調整なんかが要らないので早くなる手法になるのよね👏
「全遊動って難しい?」
じゃみんな全遊動でやれば良いじゃない?ってなるんだけど一般的に
難しい
って解釈されてて、まぁー普通に考えたらウキが止まって無いんだから何でサカナが掛かった時にウキが沈んでアタリが分かるの??そのまま糸だけ引っ張られるんだからウキは浮いたままじゃない???
ってキツネにつままれた様な状態から入るのよねw
これ普通に考えたら分かるんだけど棒があって片方を持って反対側を下に引いたら棒の真ん中の位置って下に下がってますよね?
いや当たり前で普通の事で「だから?」って言われると思うけどコレがウキの沈む仕組みで
棒の片方が穂先で棒の真ん中がウキ、反対の棒の端がエサって考えたら想像付きやすいんだけど、そう言う仕組みでフカセではウキが沈んでく訳なのね👏
そうなると何が想像付かなくて難しそうってなるか?って釣りで使うのは棒じゃなくて柔らかい糸だから、この仕組みでウキを沈ます為にはコツが必要となる事で
言わずもがなエサから穂先までが真っ直ぐでないとこの仕組みは働きずらいので、風や潮流その他自然環境で真っ直ぐに保つのが難しい柔らかい釣り糸では様々な工夫が必要となって結果
全遊動=難しい
ってなるワケなのよね
「波の高い時に重い仕掛けで練習」
でも実は半遊動でもウキの沈む仕組みは同じでウキ止めが付いてる分勘違いしてる方多いんですけど、魚のアタリでエサが引っ張られてもウキがウキ止めに引っかかって沈む事は余り無くて
むしろそんな時は違和感でエサを吐き出してしまうのでアワセが遅くエサだけ取られるパターンになるんで
結果、半遊動or全遊動のどっちにしろ仕掛けを張るのはフカセ釣りに於いては常套手段なのでコレのせいで全遊動の方が難しいって事は皆無なのね🐟
むしろウキ止めが無い分でハリスさえ沈めば仕掛けが馴染んだ状態になるので、ラインも張りやすくて半遊動よりも餌取りや本命のアタリが早く出るので
ラインコントロールに慣れてない初心者にはフカセを身につけるのにいちばん分かりやすい仕掛けでもあるんです👏
でも実際やったけどなんとなくアタリも分からないしずっと沈める分根掛かりとかもしちゃうし難しかったんだけど⁈って方多いかと思いますが‥
最初っから慣れてないのに軽い仕掛けでやったでしょ?
これが全遊動難しいの図式のいちばんの原因で、最終的には全遊動ってサカナへ違和感を与えず自然に食わせられるようにラインの重さだけで沈めてく為のシステムでもあるんだけど
慣れが出るまで何がいちばん難しく感じるか?って半遊動と決定的に違うのがベールフリーにしてラインを少しずつ送り出して沈めるってトコなので
最初っから0号でガンダマ無しとかだとこの沈めてく感覚ってのが明確に手元に伝わらずに送り出しが少なくて張り過ぎでアタリが出るより先にウキが沈んでに明確なアタリが出なかったり
逆に送り出し過ぎで気づかない間に仕掛けが緩んで流されててアタリに気付けないなんて事になるので、最初はBクラス以上の普通じゃ重すぎるウキとガンダマでやってみてください
数投でラインの送り出し方が分かって全遊動マスター出来ますw
さらに波が高かったりサラシが強い様な普段は釣りにくい場所でやると、海がラインを引っ張る力が強いので尚更に全遊動の感覚を掴むには簡単になるのでそんな場所で練習してみてください🎶
「本来高活性は半遊動だけど」
実際に先日の神子元島では3Bのウキに5Bガンダマなんて言う、えっ?クロダイ?って仕掛けで正解まで辿り着いてるので参考までになんだけど↓
これ全遊動のメリット棚が捕まえやすくてサカナの居所までエサを運ぶのが簡単、って点以上によく言われるラインでアタリを取るを身につけるのに凄く良くて
本来なら活性が高かったり、棚が分かっているならG3なんか使う半遊動で少し重めの仕掛けがセオリーで同じ棚場所を攻めやすいので連打出来る所を
重めの仕掛けでも食ってくるって分かった時にこの重すぎる全遊動で練習してみると、びっくりするくらいサカナがエサを咥えた吐き出したが送り出してるスプール手元のラインに伝わるので是非やってみて下さい✨
最後に全遊動では弱点の一つで落とし過ぎて根掛かりだったりってのを避けるのにしておくことがスプール一巻きのライン量を把握しとく事で
自分の使ってるリールのメーカーページでスプール 径を確認すると、それ掛ける3(円周率の3.14を掛けるといちばん外側の長さになるので少し減らして3で計算)で分かるので
例えばシマノの3000番とかだと4.7センチくらいなので約15センチって覚えとけば、手元からスプール何巻分出したかでどのくらい沈めたかの目安になるので豆知識で👍
【まとめと全誘導タックルAmazonリンク】
と言った所で半遊動、全遊動どちらも利点は使い所なんだけど、実は難しそうって言われてる全遊動の方がフカセに慣れるには向いてる釣り方で
全遊動難しそうの原因はひたすら軽い仕掛けから始めちゃうからなので練習がてら重い仕掛けでスタートしてみたらあっという間に感覚掴めますよ🎶ってお話でしたとさ✨👏
ちなみにウキは恒例のシマノゼロピットでもいいんだけど、慣れるまでの練習ってなると余りウキ変えるのも感覚掴めないのと少しでもライン通りが良い方が良いので、最初の練習で重めにはピースマスター遠投で
慣れてきてパイロットタックルが全遊動ってところまで来たら軽い仕掛けではいちばん使いやすいピースマスター感度がオススメ
で道糸もPEの方が細くて下まで通りやすいので、仕掛けも全遊動で良くあるハリス10メーター仕掛けとかより、落ちる感覚が掴みやすいから始めはおすすめで0.8が万能で使いやすいです
シマノ(SHIMANO) ライン リミテッドプロ PE G5+ サスペンド 150m 0.8号 イエロー 釣り糸
ハリスはブログで何回も紹介してる柔らかさの極みなフロロラインで🎶
DUEL(デュエル) フロロライン POWERCARBON MAX 50m
あっちなみになんでショアジギングブログでフカセコラムやねん!ってのはコチラでw↓