※初回2021.12.15UP 文章再構成版
【真冬はヒラスズキのシーズン？】
「冬＝ヒラスズキのイメージ」
いやー秋口から真冬に入ってきて産卵期の大型マルスズキシーズンなんかも落ち着いてくるからそろそろヒラスズキの本番よねー✨
まだ早いけど年明けて一月二月と言ったらそりゃ寒さの中でサラシの飛沫をモロともせずに北風爆風の中で荒れた海に挑んで産卵前の荒食いな大型個体狙ってヒラスズキ狙いに出かけなきゃだよね🎶
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って良く耳にするし実際厳寒期に入ってくるとナイトメバリングやりつつ簿明にヒラスズキやってる方増えるの目にするんだけど
釣れてます？？
実は南向きの関東近郊の地磯で三浦や南伊豆、千葉でも南部をホームにされてるエキスパートの方って正月明けたらメバリングやフカセ釣りのメジナetc違う釣り楽しんでますよね？
「関東近郊ヒラスズキのシーズン」
いきなり夢も希望も無いような冒頭から入ってなんやねん魚狩？雑誌でも、メーカーのプロアングラーさんの動画でも真冬に北風爆風で出来た美味しそうなサラシからヒラスズキ釣ってるじゃん？
そもそもオマエ腕がないから釣れないだけで真冬はヒラスズキのシーズンってセオリーなんだよ知らないの？１２月のマルスズキ産卵シーズンの荒喰いが終わった後に２月ぐらいからヒラスズキ産卵が始まるから１月２月はチャンスなんだし！
って言われると思うんだけど水温下がる厳寒期に
そんなに都合よくルアー対象魚のピークが入れ替わるってあります？？
記録付けてみるとほんと良くわかると思うんですが実際写真見返して貰えません？写ってるヒラスズキの写真ってほぼ
５月６月１０月１１月
ばっかりじゃないですか？
「マルスズキと違うのは？」
そもそも関東近郊だといちばんそうなる原因ってマルスズキの産卵移動が一斉に始まる時期があって
通り道になってる三浦半島や千葉西部ではランカークラスがサーフなんかで簡単に釣れたりする美味しい体験をする方が多いからで
通年どっかしらで釣れるマルスズキが１２月近辺のこの産卵移動で深場に行く１月２月だけは、ショアからパッタリと釣れにくくなる厳しいシーズンになるワケでそこからヒラスズキの産卵行動に期待がかかるワケよね✨
そうなんだけどヒラスズキの抱卵個体を釣った事ある方は分かると思うんだけど、ヒラスズキって１２月から５月くらいまでずっと産卵個体釣れますよね？
実はコレが本来のピークではないはずの１月２月が関東でピークって言われる原因でそもそも
ヒラスズキの産卵行動って謎が多い上にシーズンが決まってて一斉に行われるものでは無い
って言うマルスズキとの違いが同じスズキとして混同して捉えられてる傾向が強いのがマルスズキの産卵絡みな釣りが名物になってる関東近郊で
だからそれが終わる１月２月の厳寒期ってなると今度はヒラスズキが産卵してるからチャンス！ってなる理由なんです
「そもそもなんで真冬がシーズンって言われてるの？」
じゃ結果産卵がらみの勘違いなら実際１月２月の真冬は釣れないのか？って言ったらピークでは無い簡単に釣れる季節じゃないだけで釣れない事はなくて
むしろ産卵行動で深場に落ちるマルスズキよりも通年どっかしらでショアから釣れるのがヒラスズキではあるのよね🐟
１年間で関東近郊の傾向を見てくと
１月２月
厳寒期の水温低下が一気に始まる時期で魚の活性は低くなる時期だけど、北風が強く吹く時期なので風向きが表になる北側向きの磯場ではサラシの出るタイミングが多くて狙いやすいから居ればルアーには反応しやすい自然環境が良く整う季節
３月４月
産卵個体の数が増えるものの比較的高水温帯を好むヒラスズキに沿岸部ではまだ溜まっている低水温塊が影響して南伊豆の沖磯etcの比較的高水温になる場所でピークになってくる時期
５月６月
この頃になると産卵を終えている個体が多く沿岸部の水温も上昇してくる時期なので、ベイトの接岸と共に活性が高く、特に黒潮暖流が内側に入り込んで魚が溜まる要素の強い東京湾側では年間のピークになる時で釣れる時は無限釣りなんかも体験できる季節
７月８月９月
気温と暖流で水温が高くなりすぎて深場に移動する個体が多くなる、プラス青物の接岸が盛んになるので繊細なヒラスズキは捕食をしにくくなりルアーで釣るって言う要素が難しくなるのでナイトや比較的青物が溜まらず通り過ぎる沖磯の方が釣れるようになる季節
１０月１１月
青物が比較的落ち着いて来て個体が大きくなるので沖側を回遊する事が多くなるのに合わせ水温、ベイト、北風の吹き始めの季節風と気圧変化による海面の上下動が大きくなる事によるサラシとヒラスズキを釣る為に必要な事が全て揃ってくるベストシーズン
１２月
関東の産卵がらみのマルスズキがピークになるシーズンで東京湾奧から移動する群れに定位を邪魔されて比較的ヒラスズキが沖を回遊することが多いので磯際が釣れにくくなってきて、ウェーディングや沖の根周り遠投が有利になる回遊待ちって言う計算が難しい季節になるけどベストシーズンの終盤には入る比較的釣りやすい季節
と言ったトコロでよくよくまとめてみると
やっぱりずっと通年釣れるじゃん✨
ってのがヒラスズキになるので実はマルスズキが深場落ちする真冬の１月２月の大型魚ルアーフィッシングの中でいちばん可能性が高いのがヒラスズキになるってワケなのよね🎶👏
だからこそいろいろと相まってヒラスズキのベストシーズンは１月２月の真冬だよ！ってお話になってるって事なんです🐟
【まとめとヒラスズキ釣行記リンク】
と言ったわけで関東近郊ヒラスズキのほんとのピークは５月６月でベストシーズンは１０月１１月なんだけど
シーズンよりもサラシや天候要素に左右されがちなヒラスズキは通年何処かしらで釣れるので他の大型魚がノーチャンスな１月２月にも釣れて
メーカー動画やプロアングラーなんかが釣り上げてるのがより目立つ上に憧れも強くなるからイメージが強く残ってヒラスズキのシーズンって言われるようになってるんだよーってお話でしたとさ✨🎶
ちなみに魚狩さん感覚だけど厳寒期っていつもの潮通しの良いヒラスズキ場所から少しマルスズキ場所の様な水質は悪くなるけど水温が高くなる様な場所に溜まってる事が多くなって
普段厳しくてもそんな溜まり場所を見つけた時ではまとまった数が釣れるイメージなのでヒントにそんないつもと違う場所も狙って見てくださいね🎶
