【話題の三浦半島ブリフィーバー】
「普段のアベレージを超えたサイズ」
今年の三浦半島は春先からブリフィーバーの話題一色で、毎日誰かしらが80センチクラスのブリを上げている様な状況が続いていて
その為いつもより早く磯が賑わっていて、例年は夏ごろから釣り人が集まる様な所も週末になると簿明で釣り座に苦労する様な感じに🎣
いつまで大型の回遊が続くかは分からないので、皆さん三浦半島では滅多にお目に掛かれない大物を「今ならば!」と夢見て連日海へ通ってる様子がSNSなんかでも沢山見受けられ✨
ちょっとしたお祭り事の様に盛り上がっていて、今や三浦半島と言えばブリって話題になっている中でたくさん報告されているのがエゲツないサイズのお話🐟
ネット上を見回しても80オーバーは勿論90オーバーの釣果なんかもチラホラ見受けられ、さらにはメータークラスの姿を目撃したって話もあちらコチラで✨
そうなると、普段はワラサクラスがアップされれば大騒ぎで盛り上がるようなアベレージのフィールドなので、当然の様に話が出るのがバラしやブレイクの話題
そんな今の三浦半島で良く起きている「大物を逃してしまう原因や事情」を見ていって、せっかくのお祭りにブリを釣り上げられず悔しい思いをしない為にはどうしたら?なんて所を今回は見ていこうかなと🎶
「フックオフやブレイクの多さ」
「ヒットしたけど完敗!」なんて話をよく聞く最近の三浦半島で実際のお話やSNSでのアップなんかをよくよく見ていくと、まずは大きく三つ単純な理由があって
ひとつ目は言わずもがな普段のアベレージであるイナダゲームクラスのタックルで望んでいる方が多く、ライン強度のキャパがそもそも足りない事で
以前にPE1.5号でどれだけ耐えれるか?のお話を書いたんだけれども
普段三浦半島のワカシイナダゲームとなるとそれ以下のPEラインを使う事が多いので、単純にリーダーが20Lb程度になって少しの突っ込みで結束部分の強度限界を迎えてしまうパターン
そしてふたつ目がロッドキャパがシマノクラスM程度、分かりやすく見るとジグの対応重量で見て60g以下のロッドを使っている方が多い事で
今回メインでブリが釣れている場所を見ていくとほとんどがヒラスズキも釣れる様な磯場になっているので、当然根ズレの危険度は大きいフィールド
そこでこのクラスのロッドでは強引に引き寄せるための硬さが無く、サカナに余裕を与える結果ブレイクやバラしに繋がる事に
そして最後にほとんどの方が使ってるタックルの上限を使うドラグ設定をしてなくて、キャパを超えた時にドラグが出るのでは無く、それ以下でドラグが出る様にセッティングされている事で
PE1.5号でもしっかりとドラグ設定してあれば単純なやり取りで切られる事は無く、むしろブリクラスでも主導権を握れるレベル迄は強引に引っ張れる所へ
ヒラスズキやシーバスのようにトレブルフックでライン限界より口ギレ対応でドラグ設定をしたり、そもそもドラグは手で引っ張って出ない程度って教わってる方が多いので
結果的に限界以下でドラグを出されタックル全体でファイトをする事が出来ず主導権を握られての根ズレブレイクや
逆に途中で増して締めた為に咄嗟のドラグが出ず瞬間的な負荷でブレイクしてしまう方が多い感じに🎣
「三浦ならではの経験値だけじゃない単純な理由」
そんな感じで青物専門に狙っている方なら普段のチェック項目に入っている様な所が抜けていて、単純にブリとやり合うには準備不足な所で逃してしまっている方が多いが今の三浦半島の状況で
突如のお祭りでフィールド的にアングラー側の感覚が追いついてないだけなので、実際大型を見事に上げている方を見てみると
決して強いタックルで望んでいるのでは無くしっかりセオリー通り準備されている方々って言う結果に🐟
この話を聞いて「??」って思った方もいらっしゃると思うんですけど、こんな単純な事なんてみんな考えてるんじゃ無いの?だってブリフィーバーだって言うから出かけてるんだし??って所へ
実は経験不足で対応出来ていない方が多いんじゃなくて、ブリやワラサクラスの経験値があるから勘違いで準備が追いついて無いって三浦独特の理由もひとつあって
毎年秋口になると、サーフでのワラサやブリクラスの回遊があるのが三浦半島で、皆さん情報が出ると殺到するくらいお祭りのイベントになっているんだけれども
三浦を中心に青物をやられている方のほとんどが、このサーフのお祭りでレコードを釣っていて、ワラサやブリを三浦で釣った事が経験値となっているフィールドがサーフって人がほとんど
この為に実際に釣った人も情報でブリワラサクラスの対応を見た人も、立ち位置を左右に広く動けず障害物が多く、さらに高い位置での取り込みになる磯場では難易度が跳ね上がる事は念頭に置かれず
「ブリサイズならこのタックル使って去年のサーフで取った事あるからこれで行こう」なんて方が多く結果として現状のバラした、ブレイクしたってお話が多い所へ繋がってるワケなのよね⤵︎
そしてもう一つが三浦では青物にメタルジグよりシンキングペンシルetcトレブルフックのプラグが主流で使われてて、シングルフックないしはダブルのアシストフックの率が低いって言う理由があって
青物ショアジギングで代表的なプラグであるダイビングペンシルを使う時には、シングル化するのが大型狙いになればなるほど当たり前になってる様に
フックの強度の話もさる事ながら、突進捕食型の大型青物ではヒット時のスピードも桁違いになってくるので
トレブルフックの重さが邪魔をして上手く吸い込まれないので的確にフッキングしないって仕組みが
そこを踏まえていれば「トレブルだからフッキングを大袈裟にしなきゃ」とか「トレブルだからやり取りの最後ランディングの時は慎重にしなきゃ」とかの「トレブルだから」って言う事に気をつけられるんだけれども
普段からトレブルフックを主体で青物を扱う傾向の強くシングル化をして扱っているひとはほぼ見受けられない三浦半島では
サカナのサイズが上がると上手く安定したフッキングさせられず悔しい思いをする人が多いって側面もあるのよね😭
「ブリは落ち着けば難しいサカナじゃない」
そんな理由や事情でせっかくのお祭りにブリを逃してしまっている方が多い三浦半島で、じゃあどんな点を気をつければ良いの?って言うと
ひとつだけショアジギングのセオリーで行くと下に潜るヒラマサ・カンパチと比べて横移動がメインなのがブリの特徴なのを知っておくと対処が分かりやすくて🎶
いざヒットした時に思いっきり2度3度と身体ごとロッドを煽って合わせを入れれば、その時点で9割型主導権を握れて落ち着いてランディングまでいけるのがブリになってるんです✨
合わせで思いっきり頭を無理やり引っ張っても、ヒラマサ・カンパチは下へ反発するのでやり取りが楽になるって事は少ない所へ
横移動するブリはコチラ側へ頭が向く確率が高く、素直に岸側へ誘導する事が成功しやすいので比較的やり取りが楽に👏
秋のイナダゲームなんかでも経験あると思うんですけど、あれ?取れた?って思って巻いて来たら足元に意外とデカイの寄ってきてて慌てるのがそれ🐟
唯一気をつけなきゃな点は横移動する=引き寄せると扇型に移動しながらこちらへ寄ってくるので、ラインを広範囲で左右しながら手前に寄るって言う点で
コレがいちばん厄介で気をつけなきゃいけない点になっているんだけど、自分とヒットポイントを繋ぐ線を中心に切ったショートケーキの様な形を想像したら、その中を左右に泳ぎながら寄ってくるって思い浮かべたら分かりやすく🍰
そのケーキの中に飛び出してる根が有ればリーリングを調整してやり過ごしたり、立ち位置自体をずらしてショートケーキの外に行くように調整してやり取りをしたりする事が必要に🍰
コレはゴリ巻きの直線コースでリーリングしてきても出てるラインの分は横に動けるので同じ事になっていて
そうなるとある程度テンションが下がってもキープし続けられるフッキングが必要なので、その点でもブリは最初のフッキングを大事に思いっきり入れたら勝ちな側面が✌️
なので硬いロッドが必要だったり、ショートケーキの幅が大きくなっちゃうドラグ放出を防ぐのにドラグ調整が必要だったり
合わせの瞬間的な負荷に耐えれる30Lb以上のラインが最低限必要だったり、って言う準備が必要になってくるって訳なんです✨🎶
【まとめとオススメ青物記事リンク】
と言った訳で三浦半島青物ブリフィーバーの影でフックオフやブレイクで悲しい思いをしている方も良く見受けられる現状で
しっかりとセオリー通りのラインキャパ、ロッドキャパ、ドラグ調整の準備をする事が大事なんだけど、三浦ではサーフでの大物経験者が多い為
磯での見込みが甘くなっている上に、青物によくトレブルフックを使う習慣がある土地柄からそんな傾向になっている面もあるんだけれども
実はブリは横移動が多い青物なので、たった一つ最初のフッキングをしっかり大袈裟にしてコチラを向かせたら行動も読みやすく誘導しやすい攻略法になるので
その為の最低限の準備としてPE1.5号以上、60g以上のルアー耐荷重があるロッドってタックルポイントを抑えてドラグ設定を10キロ値付近で計測しておけば
なんて事なく三浦ブリ祭りに参加できる様になりますよーなんてお話でしたとさ✨👏🎶
ちなみに今回ランディングについては書かなかったんだけど、ブリサイズごぼう抜き出来るシマノHパワー以上のロッド以外ではネット(ギャフ)は必須だと思ってしっかりと用意しないと
並行にずり上げ出来る程に磯場が低い時以外は、ブリの重さリフトしてるラインの張り方だと30Lbリーダーでもほぼ磯際に擦れたら一瞬でラインブレイクするので、三浦半島の磯の高さキャパからするとずり上げランディングは難しいので参考まで🐟