※上記含む画像その他出典シマノホームページより
https://fish.shimano.com/ja-JP/product/reel/hanyouspinning/a075f00003iilj5qam.html
※初回2021.7.21UP ローター形状について加筆版
【シマノ22ミラベル誕生】
「フルCI4+ボディ機の廉価モデルその実力は?」
世界戦略機種、軽量フルCI4+ボディ(※)、「ミラベル」。
ヴァンキッシュを頂点に回転の軽さ、自重の軽さを追求するMGLシリーズに、世界戦略機種となるミラベルが誕生しました。ボディなどの大型のパーツにCI4+を採用し、クラスを超えた軽量化を達成。また、サイレントドライブやネジ込み式ハンドルを採用することでリーリング時のノイズやガタを抑制しました。自重・巻きの質・軽さを追求した妥協ない設計はあなたの釣りをより一層楽しくしてくれるはず。キャスト、リーリング、ロッドワーク、様々なシーンで軽量化がもたらす恩恵をご体感ください。※メインとなる大型のパーツに採用
さぁーシマノ2022秋冬新製品の情報が続いていて、皆さん様々なアイテムを楽しんで眺めているかと思う中でも、完全なNewラインとして注目の的となっているのがこの22ミラベルというリールになっていて
位置付け的にはヴァンキッシュを筆頭とする軽量特化のMGLシリーズの廉価モデルで、ちょうどストラディックci4+から後継になったヴァンフォードの歳が離れた弟分といった所
ロッドの進化が進み素材その他からどんどん軽量化していく流れにバランスを取る様に、リールに求められる要素が強さから軽さへと変化していく流れを汲んで廉価モデルでの登場となったワケよね👏
シマノ的にも冒頭で「世界戦略機種」と謳っている程の注目機種として、自転車でも世界的に軽量=シマノと言われる礎となった自慢の素材である〝CI4+〟をフルボディーに纏っているワケなんだけど
どうも釣具の世界ではCI4+は金属ボディと比較をして「半プラ」なんていう揶揄を生み出してしまった程に弱い素材のイメージが強い中で
22ミラベルではどの程度の釣りまで出来るの?なんて事が注目されている理由の一つでもあったりする側面もあるので少し中身を覗いてみようかと🎶👀
「22ミラベル概要」
CI4+による軽量化+サイレントドライブのシマノお家芸
ボディの軽量化に関わる多くの部品にCI4+を採用することで軽量化と同時に、高い剛性も実現しています。
細部まで徹底した、静謐なる一体感。サイレントドライブ。
ボディ全体の基本設計、駆動関連部品をひとつひとつ見直し、部品間の微細なガタ、隙間、揺れを細部に至るまで排除しました。このサイレントドライブによりスプールが上下に動く際の挙動やリトリーブを止めた直後の安定感が向上。新たな次元での滑らかな回転性能、静粛性を伴った巻き心地をご体感ください。
フルci4+ボディの軽量を売りにしている22ミラベルでは先程言った様に「その代償」としての剛性感や静粛性、回転性能がユーザーからは不安視される中で
もはやシマノではお家芸となっている廉価モデルへのサイレントドライブ搭載で全てを解決しているやはり世界戦略モデルに相応しい作りに✨
この辺りは21ナスキーやアルテグラで実証済みで、上のモデルとなんら遜色の無い回転性能と耐久性を実現してくれる嬉しい技術投入に✨👏
アルテグラとの違いはナスキーと同じS字カム方式の採用
ミラベルはCI4+を採用し、大幅な軽量化を実現しました。しゃくりを繰り返すエギング、シェイキングを多用するバス、手感度を高めたい堤防のアジングや管理釣り場のトラウトなど、タックルの軽量化が求められる多くの釣りを豊富なラインナップでカバーします。
サイレントドライブのお陰で上位機種となんら遜色の無い回転性能な22ミラベルなんだけれど、ホームページ上では上の様に徹頭徹尾で軽量を売り文句にしている中で
じゃあアルテグラやナスキーとの違いは軽さだけ?って点は価格の差別化をしている分でロングストロークスプールやワンピースベールの有無なんかの技術特性も勿論違うんだけれども
いちばんユーザーが手元で実感する違いは上の表にあるギアを回す仕組みである「ウォームシャフトオシュレート」=クロスギアか?S字カムか?って点で22ミラベルはS字カム方式
シマノの中でクロスギアではない21ナスキーやストラディックSWなんかを回した事のある人は分かると思うんだけれども、端的に言ってマイルドさが無い代わりに力強いって表現がS字カム方式の特徴なので
どちらが良い悪いは永遠の論争になる程に好みの問題になる点で、シマノ特有の回したら手を離してもずっと回ってる様なイメージの回転の仕方と違い
良いも悪いも回転がパワー寄りになっているイメージを持ってもらえたら選びやすい着目点になる違いに👀
ひとつだけ残念な点はマグナムライトローター(MGL)形状
そんな比較的好印象な22ミラベルでひとつだけ魚狩さんが気になっている点がローター形状で、実は左右非対称の慣性による巻き心地を売りにしている「New」マグナムライトローターではない点で
何がちがうのか?ってヴァンキッシュのMGL説明と比べると
マグナムライトローター
回転慣性を低減化しローター剛性を強化。左右非対称のローター構造を採用し、操作性と感度の向上を求めて、異次元の回転軽さを実現したマグナムライトローター。さらにラインローラーの軽量化、ベールのチタン化、ローター肉厚の最適配置を行い回転慣性の低減に成功しました。
ミラベル
マグナムライトローター
CI4+を素材に採用した軽量ローター。十分な剛性を保ちながら肉厚をそぎ落とすことに成功。軽量化により回転慣性が生む回転ブレ、ムラを減少。わずかな力でも起動する素早い立ち上がりを実現。また、感度アップ、総重量の軽減も達成。
と言った所で廉価汎用機でナスキーと同じ型からの作りなので致し方無い点ではあるんだけれども、左右対称な普通のマグナムライトローターの作りで
ローター素材としての軽さからのみ巻き心地を良くしている作りとなっているので、この点が巻き出しの初動は大丈夫だとして高速回転させた時どのくらい巻き感に関わるのかは少し気になる所👀
この点はいろいろなメディアのミラベル紹介記事でしっかり違いとして書かれて居なかったり、「左右非対称のマグナムライトローター」と間違って伝えられて居る点なので、実際購入を検討して選ぶ時には注意が必要な所に👀
「ショアキャスティングでの使い所」
そんな22ミラベルなんだけれどもじゃあ結局どんな釣りに使うの?って点ではホームページ上で言われてる様にライトゲーム向きなのは確かなんだけれども
先程書いた様にS字カム方式が採用されたサイレントドライブ搭載機って面で考えたら、金属よりは剛性が若干劣るフルCI4+ボディでも
クロスギア方式に比べて回転部品の点数が少ない分ボディへの回転による負荷が少ないので、ショアジギング対応でも十分使える作りで
近年のショアジギングロッドでは軽量化が進みバランスって言う点でも、疲労せず扱い続けられる軽いリールに利点は十二分にあるので
トータルで流石に世界戦略機種を謳うだけあって、何にでも対応できる懐の深さを持った廉価モデルに仕上がっているのが22ミラベルというリールになってるワケよね✨👏
「発売時期とスペック」
そんな22ミラベルは2022年10月(一部番手は11月)発売予定なので、是非にサブ機をお持ちでない方や手軽にショアジギングを楽しみたいなんて方は購入を検討してみてください🎶
詳しいスペックについてはシマノホームページをリンクしておきますのでご参照ください🎶
【まとめとシマノ2022秋冬新製品関連リンク】
と言ったわけで、2022シマノ秋冬新製品でいちばんの注目アイテム22ミラベルを軽く眺めてきたんだけれども
流石Newラインナップの世界戦略機種だけあって、シマノ自慢のCI4+をフルボディに携えて、軽量特化を実現しているにも関わらず
お家芸のサイレントドライブ搭載でユーザーから不安視されるCI4+ボディの弱点を全てクリアして登場で
更にクロスギア方式では無い点が逆に剛性その他バランスを生み出していて、ライトゲームからショアジギングまでなんでもこなせる安価な逸品として仕上がっているので
2022年10月の発売が待ち遠しいリールになってますよーってお話でしたとさ🎶✨👏