【雨の日の釣りは釣れるの?】
「雨の三浦ショアジギング釣行」
秋めいて来てここの所でやっと連勝が続いている三浦半島でのショアジギングも今週の予報は前線の影響で南風が10m超えて一日中雨の予報だったので流石にお休み予定にしてたんだけど
休みの日が近づくにつれて少しずつ予報が良くなって来て、短時間ならタイミングがありそうな気配が漂って来たので前日まで予定を空白にして直前に予報を確認すると‥
潮位上がる直前の6時台だけならイケる!w
と言った訳で三浦半島へ向かうと天気ついてない魚狩さんあるある通りに案の定予報より大雨😅
「短時間勝負短時間撤退」
元々夜明けから短時間勝負の予定だったので簿明まで途中のサービスエリアで待機してから現場へ向かうと、雨は続いているものの風は少し収まり気味の予報通りの展開✨
普段は人気の場所でもこんな天気の時に南側の磯へ来る人も居ないので貸切な磯場をぐるっと見回すと南西側から風波が当たってくるだけで
それ以外の方向からは大きな波もうねりも入ってる気配が無かったから着底取りやすい様に横風のない風の真正面な真南の場所に立ち位置を決定🎣
今はまだ安全だとはいえコレから潮位の上がるタイミングで長年通ってる経験からこの波の感じだと100センチ超えて来たら足元さらうぐらいにはなるので早々に準備終えてキャスト開始🎵
払い出しがキツいのと沖目の波は大きいので着底取るのにもしっかりとフォールにテンションかけないと流されてって分からないで手前に落ちるのと
向い風で飛距離もメタルジグで60mアベレージが良いところなのでワンキャストワンサイクルで手数勝負🌀
4投目にフォールでラインが走るも数メートル出てまた落ちたので、払い出しの流れに引っ張られただけかな?と再度落として行くとずっと着底しない違和感??にとりあえずライン巻き取ると‥
あっ‥ヒットしてるw
慌てて追い合わせ入れるとやっと青物の手応えがあり、ちょうどサラシの払い出しから延長線上でのヒットだったので流れが強く寄せるのにポンピングが必要な程に💦
引きは強くても首振りの感じから大物感はゼロなので足元の大荒れサラシでフックオフしない様にライン方向を常に見て、上手くラインカラーからどの辺りの深さを泳いでいるか掴みながらタイミング合わせて抜き上げ
よし釣った!帰ろう!ww
【雨の日ショアジギングは釣れるけど】
「雨の日に気をつけたいこと」
と言った感じでサクッと行ってサクッと釣った様に思えるぐらいの短い釣行記なんだけど、実はこの状況下の風速向い風10m近くで1.5m以上の向かい波では知ってる所じゃなきゃ釣りしてない様な海況
何十年も通ってる場所で尚且つ潮位と風のタイミングを見た一瞬だけの釣行だったので、写真見て貰うとわかるけど誰でも初場所だったら絶対撤退する磯場の状況での釣行だったのよね
遠くから撮ってるから小さく見えるけど隣の普段立つ立ち位置は身長越えの波が上がってる状況
なので今回は釣行記も短いのでついでと言っちゃなんだけど雨の日にショアジギングするにあたって外しちゃいけないポイントを
以前に雨の日は釣れるけど気をつけてーなんてこんな記事を書いたのに補足で、今回は「雨の日の危険」を波や気圧の知識を中心にお伝えして行こうかなと🌀
何処まで波が来てたか分からない雨の日
まずいちばん雨の日にヤバい事が〝磯場が全て濡れている〟事で、何故か?と言うと晴れている日であれば地面が濡れている場所には「波が来ている」事が明確に分かるので
立ち位置や荷物の置き場所を比較的安全に決めやすいんだけど、雨の日にはそれが出来ないので目視で波を見て決める事に
となると当然簿明を超えてからでないとどの程度の高さの波がどの程度磯場に上がるのか判断が付かなくて安全性に問題が出るので、【雨の日は明るくなってから立ち位置を決める】のは鉄則になるんだけどそれでも判断は難しく
潮位、気圧、風、潮流と複雑に絡みあって突然大波が上がるのが磯場なので、初場所であればしっかりと潮位を把握した上で最低でも10分以上は観察して「この潮位の時はここまで波が来る」と把握した上で
時間と共に潮位が上がるならそれと共に後ろへ下がる等、いつでも今立っている位置に波が来る様になる想定をして慎重に立ち位置を決める事が必要になります🌊
コレだけ見ても雨か波が這い上がった後かは分からないのが雨天の磯場
気圧が低い日は海も軽い
そして次に危険予測しておかなければいけないのが【雨が降っている=気圧が低い日】なので同じ潮位予想の大潮から長潮までも、晴れている日に比べて潮位が高くなり慣れている場所でも初めて雨の日に立つとビックリする程に波の上がり方が違う事
いわゆる高潮って呼ばれるのがこの現象で詳しくは気象庁のホームページを見て貰いたいんだけど、よく「雨の日でも潮位は一緒」って勘違いと言うか解釈の誤解な話がネット上では多く語られている事もあるんだけど
潮位って言うのは月の満ち欠けのサイクルから計算する「天文潮位」とそれに気圧等の海面変化で生じる潮位偏差を加味した「観測潮位(実際の潮位)」があって
基本的に釣り人や一般の人が目にするものは気象条件では変化しない「天文潮位」がメインになっているので、この誤解が生まれるワケなのよね👀
なので実際には1hPaで1cm海面に変化が生まれて一般統計データ上では晴れの日がだいたい1020hPaぐらいで雨の日は990hPa程なので基本で30センチほど海面の高さが違い
雨の日はコレに風波が加わる事が多く風速が倍になると風波は高さが4倍になる計算式なので、風速2メートルの晴れの日から風速4メートルの雨の日となるとなんと30×4で120センチと人の身長近く波の上がり方が違う事に🌪️
実際には台風その他の影響でもっと気圧差があったり、風も低気圧に向かって吹くのでもっと雨の日は強い日が多かったりして、経験上で考えると晴れてる日と雨の日は人1人分以上は平均して波の上がり方が大きい事になるので注意するポイントに⚠️
意外な危険で雨の日の低気圧は寝不足を引き起こす
で実は、雨の日の釣りでそれも激しく動き回る事の多いショアジギングを始めとしたルアーフィッシングとなると、いちばん影響を受けてしっかりと理解しておかなければいけないのが科学的に判断力が鈍る気象であるという点
「天気痛」なんて言葉を聞いた事が無い人は居ないぐらい近年では気候が人体に影響を与える事は知られていて、直接的に気圧の変化が血流に影響を与える事から雨の日に頭痛やめまいを引き起こす方も多いかと☔️
それ以外にもあまり知られて居ない事に人間は低気圧を感じると副交感神経(自律神経の種類で身体を休める働きをする)が活性化される仕組みになって居て
雨の日に憂鬱になったりするのはこの影響で原因は諸説あるけど、昔から晴れた日は狩猟や農耕をして雨の日は休むサイクルを続けて来た遺伝子が受け継がれているからだと言うのが一般的な説🧬
そしてそのサイクルに逆らう様に生きる事の多い現代では遺伝子レベルで無理が生じて様々な不調が身体へ現れる仕組みで、雨の日に釣りに出かけるなんて言うのは低気圧の中で狩猟をするなんて言う無理ゲーに当たるワケなんですw
そしてその中でも最大限釣り人に影響するのが寝不足で、ただでさえ早起きでいつもより睡眠時間が少なくなる傾向の中に副交感神経の働きが大きくなるのでさらに寝不足が加速する事に💤
言わずもがな寝不足は瞬間の判断力が必要になる釣りにおいていちばんの危険因子としてその判断を誤らせる原因となり、ただでさえここまで書いた様に注意点の多い雨の日の釣行をさらに難しく危なくする要素に⤵︎
なので普段からもそうですが雨の日に釣りに出かける際にはなおさら睡眠時間を多く取った上で、さらに身体がしっかりと目覚める準備をする為に起きた後から実際に釣り始める迄の時間を出来るだけ長く取る必要があるというワケなんです☔️
【まとめと関連記事リンク】
と言ったわけで本来行く予定無かった釣行で気象条件の隙間をぬっての三浦半島ショアジギングとなったので、実は釣りしてたの30分wだったので
千文字程度の釣行記になったついでで、以前にも書いた雨の日の釣りについて補足がてら気圧なんかの影響etcをお話ししてきたんだけど
そもそも立ち位置決めるのも大変な中で、こうやって気圧がどう影響するかなんて辺りを改めて見てみると
雨の日は家に居ようw
って結論になるんだけど、ピークが限られてて人に寄っては一年この時期を待ち侘びてたなんて方もいるショアジギングガーとなるとなかなか自制心も効かない方も多いと思うのでw
せめても知識だけはしっかりと持って最大限に限界は何処なのかをしっかりと見極める様には心がけるキッカケになればなお話でしたとさ🌀