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※初回2023.2.22アップ
【ツインパワー?ツインパワーXD?何にどちらを選ぶ?】
「シマノのローター素材」
シマノのリールと言えばフラグシップモデルであるステラをすぐに思い浮かべる方が多いと思うんだけど
今現在ではボディ素材からローターに至るまで全てが金属素材で構成されているのはステラのみになっていてそれがフラグシップで最強を誇る所以の一つなワケよね
そこから下の機種になるとボディやローターへシマノオリジナル素材のci4+を始め「樹脂素材」を使っていて、軽量化やコストカットと言った側面を素材でカバーする為に使われている部分が大きい中
シマノでは「マグナムライトローター」と名付けたりして、敢えて意図的に樹脂素材を使っているのがローター部品👀
ダイワさんでも「エアローター」なんてものがある様に、リールパーツの中で回転部分にあたりいちばん激しく動く部品なので、メーカーからするとそこに変化をつける事でリールの個性をアピールするには打って付けの部分🐟
そこをシマノでは金属ローターの「コアソリッドシリーズ」と樹脂ローターの「マグナムライトローターシリーズ」の2つに分けて展開していて
コアソリッドでは剛性や強さ、マグナムライトローターでは滑らかさや感度を売りにしてて、各個人の釣りに合う方を選べる様になっているんだけど
今回はそんなラインナップが2つに分けられている程大きな違いの、金属ローターと樹脂ローターでは何が違うの?って辺りから
いちばん分かりやすいボディが同じで2つラインナップがある「ツインパワー」と「ツインパワーXD」ってどう違ってどう選ぶの?って所からショアジギングではどちらが良いの?なんて所を見て行こうかと🎶
「ショアジギングでは絶対の金属ローター」
ダイワさんのエアローターは未使用なので一旦置いといてシマノベースで話を進めて行くと、まず最初に結論でショアジギングでは金属ローターの方が良いですw
SW機を見てもらえるとヴァンキッシュSWやツインパワーXDSW(ローマ字長い‥w)と言ったボディベースは同じで、敢えて樹脂ローターを乗せたハイグレード版が無い事から分かる様に
大型青物とのトルクフルなやり取りを想定してPE3号以上の釣りをする上では、剛性の部分がクローズアップされるので樹脂ローターは不向きで弱点になっているワケよね👀
ローター素材が樹脂だと起こる事の一つに高負荷時の歪みがあって、サカナとのやり取りの最中で巻いている時に弛んだ状態が少しでも生まれる瞬間があれば発生するのがラインの巻き付けが不均等になる部分で
コレがあるとドラグの利きが不均等になって急なロックで危険なブレイクをしたり、ライントラブルに繋がって変なダマがある状態でのやり取りになったりと致命傷になり、挙句にそれが高確率で起こる事に😭
巷で良く見かける手で押して曲がる事から樹脂ローターは歪むから壊れるや巻けないみたいなのは、リールの対応PEのキャパを超えない限りは起こらない確率の低い設定ミスが原因で
手で横から押してる負荷は現実の使用上ラインを引っ張ってもドラグで負荷が逃げるから発生しない方向の負荷なのでイメージ的な所が大きくて、実際のところ高負荷が掛かる釣りであるショアジギングに樹脂ローターが向かない本当の理由は
ラインの巻取りの整列に影響の出る瞬間的な歪みが発生する所にあるので、トータル快適に釣りをするのであれば金属ローターが求められるってワケなんです🎶
「樹脂ローターで生まれる感覚」
なんだ話終わっちゃったじゃん、ショアジギングは金属ローターじゃなきゃダメなんでしょ?ってなってると思うんですけどw
じゃあ樹脂ローターであるマグナムライトローターシリーズのリールはショアジギングで使えないの?って聞かれると実はそうでは無く
むしろ逆で釣るまでの過程では金属ローターのコアソリッドシリーズよりもマグナムライトローターの方が遥かに優れていて
まずローターが軽い事により同じ力入力でも早く巻取りするのでリールへの巻きつけがしっかりと均一になりやすく、地合いの短いショアジギングで一番の敵なライントラブルが減る傾向になってるのよね👏
そして巻きつけの均整はこれまたショアジギングで武器である飛距離に於いてもプラス要因に働き、結果樹脂ローターの中でも設計で巻き取りの軽快さをさらに追求したマグナムライトローターはショアジギング向きな点が👏
さらにショアジギングで大事な点の潮流の方向なんかを把握するためには、ジグの抵抗感が軽い重いといった手元での感覚を掴む必要性があって
巻きの抵抗感の軽さでそれを把握出来るマグナムライトローターは一度そちらに慣れてしまえば、金属ローターを使っている時と釣り自体が変わってしまう程感覚が鋭く伝わってきて
ちょっと大袈裟だけどPEとナイロンでショアジギングをする時の違いぐらい流れの把握のしやすさが変わってくるので、マグナムライトローターは大きなアドバンテージになるのがショアジギングになるのよね👏
「ツインパワーとツインパワーXDがある理由」
となると結局はショアジギングではどちらのローターが良いのか?って話になる所で、ちょうど良いのがツインパワーとツインパワーXDの存在を考えると答えがわかりやすいんだけど
17XDと15無印は14ステラベースのローター違いで、21XDと20無印は19ヴァンキッシュベースのローター違いと常にボディベースは同じでローターが違うラインナップになってて
XDがマグナムライトローターでツインパワーが金属ローターになっているので、良く比較でどちらが良い?みたいに紹介されていてるのを目にする2アイテム
大概の場合はツインパワーシリーズに求められるのは強さって方が多いので、無印ツインパワーの金属ローターがオススメされていて
金属ボディでは無くなった最新の21XDに至っては「それならヴァンキッシュで良いじゃん?」ぐらいに言われる事も⤵︎
じゃあなんで2つあるのか?って答えはヒラスズキって存在がツインパワーシリーズを使う層にはあるからで、ミノーを扱う釣りでは圧倒的に感度が上なマグナムライトローターがオススメな上に
剛性の部分でも比較的近距離で勝負が一瞬で終わり易いヒラスズキとなると、樹脂ローターで気になる事はまず無いのでXDが推奨される事になってて
仕様を見たら分かるんだけど、天候等様々な悪条件でやる事の多いヒラスズキに使いやすい様に無印ツインパワーと差別化でラウンドノブやバリアコートスプールを採用していたりするワケよね👀
そして悪条件下だと構造的には剛性計算されてて使うのには安心とは言え、軽量化の為に中抜きされているパーツを使用しているヴァンキッシュでは長期耐久性の部分で不安が出るわけなので
結論としてメーカー的にもショアジギングはツインパワーでヒラスズキはツインパワーXDが推奨されるって事になっている構図に👏
「結局マグナムライトローターを使う理由」
そこから考えて行くとショアジギングでのローターは何がオススメ?って答えは、メタルジグしか使わないのであれば金属ローターで良いけど、プラグetcを使うのであればマグナムライトローターもオススメって
完全に好み!!ww
って結論付けたらここまで読んで頂いた方に殴られると思うんですが、世の中の結論はそう言う事なんですが‥
それじゃほんとに殴られるのでw
実は魚狩さんはショアジギングにマグナムライトローターを始め樹脂ローターを敢えて使っていて、6000番のリールにもツインパワーSWではなくてバイオマスターSW(現行ストラディックSW)を選んで使っているんで
実際なんで?って所を参考までにお話すると、まず元々ヒラスズキ出身者なのでローター素材が軽い事のアドバンテージを嫌と言うほど知っているからって部分が一つの理由
サラシの流れを掴まないと絶対釣れないヒラスズキの釣りでは、初動が遅く巻き出したら慣性で勢いが付いてしまう金属ローターよりも圧倒的に有利なのが樹脂ローターで
軽いと早く巻けるって勘違いしている方が居ると思うんですけど、実は初動が軽いからゆっくり巻くって点で釣果に大きく影響するレベルでアドバンテージがあって
ショアジギングに於いてもメタルジグをアクションさせる速度の幅とレスポンスが段違いになり、いわゆる釣れるアクションをさせ易いのが樹脂ローターなのよね🎶
そしてこの点は様々なショアジギングのシュチュエーションでも役に立って、着底からの巻き出しやフォール中の当たりに対する合わせからの巻き上げ初速、そして軽い当たりを感じた後に食わせの間を作る為にスローリトリーブへ変化させる時のタイミングの早さなんて具体的な所まで
多岐にわたってマグナムライトローターetc樹脂ローターで無ければ出来ないって場面は多数あるので、8000番以降の釣りでは「残念ながら剛性の問題で金属ローターを使わざるを得ない」なんて感覚なのよね👀
そしてここは声を大にして実体験から伝えたいんだけど、まず掛けなければ釣れないって事を忘れて剛性を優先にタックルを構成し易いのがショアジギングでその典型がリールの強さを気にしすぎる風潮
一般的にやってる方がいちばん多い60gぐらい迄のライトショアジギングや、せいぜいPE2号までしか使わないヒラスズキ釣りに金属ローターのさらに重いSW機を使っている方が多いのは勿体無くて
様々な利点があるマグナムライトローターを始め樹脂ローターのリールを使う事による恩恵を捨てて金属ローターに求めた剛性や強度は
6000番PE3号25キロ以下な破断強度の釣りまでで計算したらどのくらいチカラが余っているのか?って言ったら実はそこまではほぼ100%余っていてローター素材による強さの違いは実質的には無いの知ってましたか?
それはリールがどこまでのチカラに耐えれるかの基準なリールスペック表の最大ドラグ力対応を見て貰えばすぐ分かる話で、分かりやすくSW機で見てもステラ・ツインパワーが13㎏でストラディックが12㎏と1㎏しか設定が変わらず
そこから8000番になると25㎏と13㎏と倍近く違う事から3号までは変わらず4号からは別世界の耐久力って事なのよね
と言った所でちょっと横道それた感あるので締めるとw、世間一般的にはショアジギング=剛性重視な所で金属ローターがオススメされているんだけど
PE3号までの釣りでは実はローター素材によるリール剛性や強度の違いはほぼ無いに等しいので、そこを気にする事よりマグナムライトローター始め樹脂素材ローターの恩恵の方が大きいのでショアジギングでは是非にオススメになるって結論なのよね🎶
【まとめとシマノリール関連記事】
と言ったわけでシマノのローター素材は樹脂と金属で分けて、「マグナムライトローターシリーズ」と「コアソリッドシリーズ」なんて分かれてて
一般的にショアジギングでは剛性や強度面で金属ローターがオススメではあるんだけど、マグナムライトローター始め樹脂ローターにはその軽さから釣りの幅を大きく広げてくれる利点もあって
実際どっちがオススメか?っていうと一般的にはヒラスズキなんかのプラグを使う釣りを併用するかどうかで使い分けたりする、結局好みの問題になる所なんだけど
ショアジギングに敢えて樹脂ローターを使っている魚狩さん目線でお話すると、PE3号迄の釣りではリールの最大ドラグ力の違いをスペック表で見ても分かる通り
ローター素材によってリールの剛性や強さは差ほど変わらないので、恩恵の多いマグナムライトローター始め樹脂ローター素材のリールの方がオススメになりますよーなんてお話でした✨🎶👏
ちなみにこう言う話をするとじゃあステラは?みたいな話が出てくるんだけど、そもそもボディetcと別格な素材を手作りで組み上げてる変態リールで、ローター素材がどうこうのの遥か向こうに居るので比べないでくださいww