※トップ含む以降画像及び動画リンク
https://fish.shimano.com/ja-JP/product/reel.html
https://m.youtube.com/@SHIMANO_TV/videos
※初回2023.7.21アップ
【23ネッサリミテッド遂にモデルチェンジ!】
「至高のサーフロッドがヒラメハンター堀田光哉さんの手でさらに高みへ!」
さてとうとう発表になったシマノ新製品2023秋冬アイテムなんだけれども、シマノらしく先行して17時の発表前に匂わせで動画公開されていたのが
ヒラメやマゴチetcフラットフィッシュを中心にサーフでのルアーフィッシングを楽しむ為のシマノアイテムブランド「ネッサシリーズ」の最高峰ロッド【23ネッサリミテッド】
先行動画では〝サーフフィッシング〟と言えばこの人!と言われるヒラメハンターの異名を持つ堀田光哉さんが「20年以上の時を経たネッサシリーズの集大成ではなく、現在のネッサブランド史上で最高のモノ」と語っていた通り
ネッサブランドのみならず、今のシマノキャスティングロッド史上最高峰のロッドが「23ネッサリミテッド」の名の下に誕生となりました✨👏
サーフフィッシングに、かつてない愉悦を。
「ネッサリミテッド」はサーフの時を至福へ誘う極致へ。ロッドの隅々に至るまで設計を見つめ直すことにより、軽快さを維持したままロングレングス化を実現。一新されたガイドシステムとの相乗効果で、キャストだけでなく、リトリーブ時でも心地良い感触が手元を突き抜ける。限界を超えた先に辿り着いたひとつの答えは、次世代のサーフロッドとして新しい基準になるだろう。追い求めた者だけが堪能できる。他にはないフィーリングを、その手に。
「23ネッサリミテッドスペック(技術特性)」
前作は18ネッサリミテッドとして、22コルトスナイパーリミテッドや22エクスセンスインフィニティと今現在の各ブランドのハイエンドで当たり前に採用されている技術を先行して初採用した驚きの発表をされていて
一体成型型のカーボンモノコックグリップやXガイド(※S102Mのみ)とサーフで絶対的な軽さと感度を追求する技術を取り入れつつ、スパイラルXコア・ナノピッチとパワーも両立する最新技術をコレでもかと投入されていたワケなんだけど
今回はトータルバランスとしての最高峰をコンセプトにシマノロッド最新技術を組み合わせた採用で、新しいロッドコンセプトのパイオニア的な役割をしっかりと果たした技術特性が盛りだくさんとなったので一つづつ見ていくと👀
フルXガイドセッティング
新しくなった「ネッサリミテッド」では、全てのガイドをオリジナルで制作する「フルXガイド」セティングを採用。各モデルの軽量化・適正化を追求することで、キャストフィーリング・トラブルレス性能の向上を実現。
【ティップセクション】
「Xガイド:3Dチタントップ」・「Xガイド:3Dチタン」を採用。冷間鍛造・段差レスのガイドを密に配置し、ライントラブルを抑制。
【ベリーセクション】
キャスト時の空気抵抗を低減し、キャストフィールを高める「Xガイド:エアロチタン」を採用。
【バットガイド】
ハイフレーム化と適正口径で、ブランクスタッチの軽減によるキャストフィールの向上とライントラブルレス性能を高めた「Xガイド:タッチフリーチタン」を採用。
まずは軽さがキーフィーチャーなネッサとして「フルXガイド」を採用✨従来のガイドよりも高強度な特殊セラミックを使ってリングの厚みを減らし、軽量化とライン抵抗の軽減に優れたガイド設計としてシマノロッドへ取り入れられている最新のXガイド
それを今回23ネッサリミテッドではネッサシリーズならではの3ピース構造をさらに高める為に、セクション毎に個別のXガイド設計を設定して全く別次元のロッドを作り上げてありその組み合わせを見ていくと
ティップ側へは「Xガイド:3Dチタントップ」・「Xガイド:3Dチタン」を穂先絡みを徹底排除する為に従来よりも間隔を密に配置した設計で採用し
ベリーには「Xガイド:エアロチタン」を最低限の個数である2つ配置して軽さとラインの抜け感を最大限にサポート
そしてなにより根本のバットガイドにはハイフレーム設計してラインの摩擦抵抗を極限まで排除した「Xガイド:タッチフリーチタン」を採用する事によって
飛距離の面で10ftを超えるロッドを扱うサーフでは天候による抵抗も含めて相当な抵抗が放出されるラインに掛かるのを解消し、驚異的なラインの抜け感で飛距離の大幅アップを実現した物となりました✨
マルチピースUBD
「ネッサ」の特徴とも言える、3ピースの並継・等長設計。「ネッサリミテッド」では、それぞれのセクションが必要な役割を最大限に発揮できるよう、素材やテクノロジーを適材適所に配置した「マルチピースUBD(アルティメットブランクスデザイン)」を採用。この設計思想により、ロッドの軽量化とサーフロッドの最高峰としての使用感・調子の並立を実現。
【#1 ティップセクション】
構造上、細くつぶれにくいティップ部分には「ハイパワーX」のみを採用。軽さと感度を両立。
【#2 ベリーセクション】
大きな負荷がかかる部分であるため、「スパイラルXコア」と「ハイパワーX」を採用。ティップ部分からバッド部分へスムーズにパワーを伝達する。
【#3V メインブランクスセクション】
特に負荷が大きな部分であるため「スパイラルXコア」と「ハイパワーX」を採用。キャストからファイトまであらゆる動作を想定して必要なパワーを持たせている。
【#3V グリップ部】
ねじれにくいグリップ部分は、基本構造である「スパイラルXコア」のみ採用。必要以上の重量増を防ぎながら、つぶれに対して強化を図った。
そして今回の23ネッサリミテッドリニューアルの目玉がこの「マルチピースUBD(アルティメットブランクスデザイン)」
ロッドのカーボンテープを右から左からと交互に巻き上げることでネジれと潰れを抑制して素材の強度を高めた〝スパイラルX〟に、東レナノアロイ®️高強度樹脂素材を採用してさらに進化させた「スパイラルXコア」と
そうやって形成されたロッドブランクの上にカーボンテープをX状に巻きつけて補強する事でロッドの曲がり方向を補正しねじれを抑制する「ハイパワーX」
今までのロッドではロッド全体へ施されていたシマノ2大ブランクス技術を軽さとパワーのバランスを取るべくセクション毎に使い分けた構造にした新設計で
ルアーの制御に必要なロッドの曲がり方向補正が重要なティップセクションにはハイパーXのみを採用し、逆に潰れやネジれと素材強度の重要性の高いグリップ部にはスパイラルXコアのみを採用する事で「不必要な補強で重量は上げない」上に
中間セクションでの調子はバランスを保って2つの技術を的確に採用してロッドの振り抜き感や魚を掛けた後の安心感をさらに上げた、スリーピース構造のネッサリミテッドならではのこだわりの設計が採用されました✨
メインブランクスの細径化
強度を落とさず細径化を実現するために「ネッサリミテッド」ではバットの細径化に着手し、風切り性能が向上。従来1010M+比で9%の細径化を実現。これを実現可能にしたのが「マルチピースUBD」を採用することで得られるピースごとのテクノロジーの適正化。最適なテクノロジーを用いたこと、そしてブランクスの素材にM40XやT1100Gを用いることで高弾性・高強度化が実現されたことで細径化を達成。
最後のひと押しまでキャストにこだわれるこの細径化の恩恵は、キャストフィーリングにも影響を与える。バッドセクションがしなりやすくなるため、リリース時には最後に押し込めるような感覚が生まれる。これによりアングラーがブランクスの性能を最大限に引き出せ、安定した遠投を可能にしてくれる。
そして「マルチピースUBD」構造のお陰で強度を保ちつつもバット部分を細くする事に成功して、飛距離が絶対正義になりうるサーフ専用ロッドで大きなアドバンテージを得る事に✨
上のリンク動画で実物を見てもらうのがいちばん早いんだけど「とにかく細くてシャープ!」が感想になるレベルで、見た目だけでも明らかに振り抜きが格段に上がる事が納得できる作りに✨
NEWカーボンシェルグリップ
かつてない感度でサーフの流れが把握できる
「ネッサリミテッド」ではサーフロッド初となる「カーボンシェルグリップ」を採用。リールシートに接しているパーツに軽くて感度に優れたカーボン素材を用いることで、中空構造で振動伝達性が高く、水中の情報をより高い次元で感じ取ることが可能。
潮流の変化、底質、魚や障害物とのコンタクトなど、水中のあらゆる情報が手に取るように伝わることで次の戦略をうちやすく、ゲームの組み立てをより緻密に行うことが可能に。EVAもコルクも使用しない常識破りの超感度仕様。卓越したカーボン成型技術を持つシマノだから成し得る先進的グリップで、サーフゲームのさらなる高みを体感してほしい。
ココからは既存の最先端技術から採用された部分で、22エクスセンスインフィニティにも採用された驚きの感度を伝える革命的なグリップである「Newカーボンシェルグリップ」が採用👏
ボトムコンタクトの釣りを主とするサーフゲームで「手元に伝わるルアーの感覚」は地形変化の把握や潮流変化の発見、アタリへのレスポンスの向上etcと釣果を大きく左右する要素となる中でも
アングラーとしていちばん有り難く感じる場面は単純だけど「根掛かりが減る」事で、カーボンシェルの高感度による予兆の把握は劇的に根掛かりを減らして地合いの要素が大きい海でのルアーフィッシングで大きなアドバンテージを得る事に✨
ハイレゾ構造のカーボンモノコックグリップ
キャスト時の方向性が安定
多面体のカーボンモノコックグリップの採用により、グリップ部分が握りやすくなるだけでなく、キャスト時の方向性が定めやすいキャストコントロールに長けた設計。
面積を広くして脇挟みしやすいデザインにさらに多面体部分の面積をサーフで使いやすい大きさに調整。前回モデルと比較して、接触面積が最大59%増加しており、脇挟み時のホールド性能が向上。これによりブレのない操作やリトリーブ、ファイト時の安定感を創出するなど実釣面での機能も大きく向上。
続いて超感度とキャストフィールの向上を実現するシマノカーボンモノコックテクノロジーから「フルカーボーンモノコックグリップ」が23ネッサリミテッドにも採用👏
上の「Newカーボンシェルグリップ」と何がどうなってるのかごっちゃになりそうなんだけどw、リールシート部分が中空構造である技術名が「Newカーボンシェルグリップ」で
リールシートから下がエンドグリップまで全部中空の一体成形でちくわみたいになってる作りが「フルカーボンモノコックグリップ」、リアグリップだけ中空構造で先っちょにキュウリ入りのちくわみたいなのが「カーボンモノコックグリップ」と分かれていてw👀
そして今回23ネッサリミテッドではもちろん全ちくわの「フルカーボーンモノコックグリップ」なのに加えて、グリップエンドにもサーフならではの「ロッドを下に置ける機会が少ない」特徴を捉えて脇にホールドしやすいハイレゾタイプ(多面体)のグリップを採用
賛否両論あるハイレゾタイプではあるんだけど、魚狩さん感覚では同じく多面体グリップの22エクスセンスインフィニティを1日使った後に
ラウンドタイプのロッドに戻した時、同じ感じで持ったら落としそうになった経験を踏まえるとそれなりにホールドサポートはしてくれてそうなので
サーフでの利用となるとウェーディングのシュチュエーションもあり、フルキャストで下に振り抜けない状況も多い事を踏まえても、グリップエンドが多面体になってホールド力が増す事は大きなメリットとなる構造に✨
スクリューロックジョイント(専用の締め込みベルト付属)
スクリューロックジョイントは、ブランクス同士の継目をねじるようにしてつなぎ合わせるシマノ独自のテクノロジー。これにより継目に生じるガタツキや使用中に生じるズレが軽減され、不意な破損や継目の固着を防ぐ。サーフの大物も想定した際にも、継目に緩みがないことはファイト時の不安要素を潰し、ロッドへの信頼感へつながる。また、付属する専用のアジャスターベルトを使用することで、確実にブランクスを緩みなく継ぎ合わせられるようになっている。
そして最後にいわゆる「印籠継」と呼ばれるマルチピースロッドによく使われる強度は出てしなりは良くなるけど抜け易くなるロッドの繋ぎ方を
シマノ独自にアレンジして抜けにくくする為に出来たジョイント方法で現在では並継・逆並継と継方に関わらず使われている「スクリューロックジョイント」が採用に
出た当初は「ハマらない」「抜けなくなる」「抜こうとしたらロッドが折れた」etcと扱いに慣れないとトラブルの元になる事から敬遠するアングラーも多かったものの
アジャスターベルト(滑り止めの生地)が付くようになってからは余り不具合は聞かなくなってきた技術なので
ロッド構造の強化が図れる事はもちろん砂を始めジョイント部分に異物が挟まって破損させやすいサーフでは物凄く有難い技術採用に✨
「軽さという正義を纏った〝23ネッサリミテッド〟ブランド」
と言った所でここまで最新技術のオンパレードを見てきて皆さんも気づいたと思うんですが、釣具に世間が求めるいちばんの要素である「軽さの正義」をシマノが突き詰めた結果が23ネッサリミテッドという答えになった様なリニューアルとなっていて✨
勿論の事、歩きづらい砂地でのランガンをスタイルの主流とするサーフでのルアーキャスティングゲームブランドである「ネッサシリーズ」では携行性の面で物理的な重量の軽さが求められているのは当然として
キャスト時の振り抜きにおける軽さとしてオールXガイドが採用され、ロッド全体におけるバランスの軽さには「マルチピースUBD(アルティメットブランクスデザイン)」が取り入れられた様に
「いかに楽に釣りを楽しむか?」として「軽さ」と言う絶対正義を助ける最新技術がコレでもかと詰まったロッドが「23ネッサリミテッド」に🎣
今後リニューアルするハイエンドロッドはココからスタートすることになるパイオニアとしての「23ネッサリミテッド」でここまで軽さの最新技術が取り入れられた背景には
ショアジギングを始めとする体力を消耗する釣りが流行っている事と、全体的に釣り人の年齢層が高くなっている事の2つが大きく関わっていて
今までの様に「いかに魚のパワーに負けずに獲るか?」に加えて「いかに体力の消耗を抑えられるか?」が釣具に求められる条件になっている事の現れに💪
今後のシマノロッドにはその要素がコンセプトとして取り入れられる事が見て取れるリニューアルになったワケなのよね✨👀
【まとめとシマノ2023秋冬新製品リンク】
と言ったワケでシマノらしく匂わせフライング動画から始まった「23ネッサリミテッド」の発表内容を見てきたんだけど
毎回シマノロッドの最新技術がいちばん最初に取り入れられるハイエンドロッドとして、今回も「オールXガイド」や全体的な設計の「マルチピースUBD(アルティメットブランクスデザイン)」を始め盛りだくさんの技術投入がされる結果に✨
「価格と発売日」
軽さの正義として発表された23ネッサリミテッドは価格がなんと100,000円~ 106,000円 (税別)と大台超えてきて、発売時期がまだ未定となっているのでサーフを究極に突き詰めたいそこのあなたはそれまでにたくさん貯金して楽しみにお待ちください✨w
ちなみに実は2023年1月発行のシマノカタログのネッサシリーズのロッドの所を見た方で感の良い人は秋冬にリニューアルするの気付いてたんですよねw
リミテッドだけ抜けてたんでw
ステラと組み合わせオススメって推奨してたけど最軽量求めてヴァンキッシュってのも選択肢として面白い組み合わせよね✨
【23ネッサリミテッドラインナップ】
「S108M」
小型ミノーやワーム等、引き抵抗が少なく、ピンスポットでのリフト&フォールなど、細かな操作を要求されるルアーの感知能力に優れたテクニカルロッド。
河口・港湾などのミオ筋が隣接する接近戦エリアから遠浅サーフのブレイクラインまで幅広く活躍。
推奨リールサイズC3000~4000。
「S1010M+」
感度伝達力に優れ、意図した操作をタイムラグなくルアーに伝える高感度・高レスポンスを実現したシリーズのベースモデル。
多様なサーフの状況下にオールラウンドに対応。
推奨リールサイズ4000~C5000。
「S116M+」
線を画す圧倒的な遠投性能を求めたシリーズで最も長いレングス。
サーフの遥か沖のポイントや、ブレイクラインに出現する潮目、沖で湧き上がるボイルなど、海の変化全てを射程圏内にするかのようなロングキャストを実現。
推奨リールサイズ4000~C5000。
「S108MH」
重量級のルアー・メタルジグのロングキャストが可能なだけではなく、切れのあるジャーク&フォールにも対応するパワーロッド。
軽快なキャストで疲労やストレスの軽減に大きく貢献するだけでなく、パワー ファイトを可能にするブランクス性能で、アングラーを強力にサポート。
推奨リールサイズ4000~C5000。
「S110MH+」
40~50g前後のペンシル、60gを超えるジグ等をフルキャスト可能なロングレングスパワーロッド。
サーフでの夢の10kgクラスのブリやメーターを超える大ニベ、80cmクラスの大型ヒラメ等、サーフに潜む大物と真っ向勝負が可能。
推奨リールサイズ4000~5000。