【ショアジギングでのフォール】
「着底までがいちばんのヒットゾーン」
ショアジギングシーズンに入って青物が良く釣れる様になると盛んに聞くのが「フォールでガツン!と」や「フォール中の違和感で合わせて」とか、いわゆるフォールヒットと呼ばれる当たり方での釣果
ミノーやシンキングペンシルetc数あるルアーの中でも最もそれに特化しているのがメタルジグやスプーンとなっていて
長距離を投げる海での青物ゲームとなると、風や波の影響でスプーンが比較的使い辛いって側面からメタルジグが主にフォールヒットで見受けられるルアーに✨
フォールが良く釣れる要因はたくさんあるんだけど大きな理由は2つあって、ひとつ目が上から下まで全ての層を通っている事で
言わずもがなその日その海況で魚の泳いでいる層を見つける事が青物ゲームでは重要視されている事から、単純に着底まで全ての層を通るフォール中にヒットする確率は高くなるワケよね
そして二つ目は魚の習性として落ちてくる物への反応が強い事で、コレも皆さん良く知ってる通りのセオリーとして様々な魚種に共通する点なんだけれども
特に泳力が強く移動速度が速い青物では上昇してベイトを襲いそのままの勢いで通り過ぎるので、一撃目で弱ったベイトを追撃で下方へ追いかけて捕食するってパターンが多く
さらにベイトの群れが大きい時なんかは表層で襲われて、沈んできた弱ったベイトを待ち構えて低層に大型が居るなんて事もあるのでフォールヒットが習性上多くなる仕組みに🐟
そんな事からショアジギングではアクションを付けるしゃくり方と同じくらい大事なのが〝落とし方〟になっていて
そこが抜けると釣果の半分を逃してしまう程に重要な点になっているんだけれども、意外としゃくり方なんかに比べると語られる事が少ないので今回はそんなフォールについて少しみていこうかなと🎶✨👏
「フォールのさせ方は2種類」
確かに良く聞くけど体験した事ないんだよねーフォールヒット‥って方は結構多くて、その原因がフォールのさせ方の大半がフリーフォールと呼ばれるテンションを掛けずにジグを底まで落とす方法だからで
コレになると当然PEラインは弛んでいるので魚の反応はこちらにほぼ伝わらず、そして100m近くラインを出しているのでヒットしていても気づかない事もあるくらい
なので結果として反応があったとしてもしっかりと合わせて釣果まで繋げる事が出来ないから、フォールでの釣果を体験していない人が多いって状況に👀
それならばとベールを返してラインを送り込まずテンションを掛けた状態で落とし込むテンションフォールならばフォールヒットが取りやすいかと思えば
今度はラインを押さえてる分、斜めにジグが進んで落ちて行くので魚にとってはラインの抵抗感で違和感が多く、更に捕食のされ方が食い上げるカタチになるので
フリーフォールに比べてフォールならではの特徴が少なくヒット率自体が低くい落とし方になる結果に⤵︎
「フリーフォールで大事な事」
じゃあどうしたらフォールヒットをしっかりと釣果に繋げられるか?といったら当然フリーフォールでの反応をいかに捉えるかになるんだけれども
実は凄く簡単でポイントは着底までのカウントをしっかり取る事とリールを巻く方の手をサボらせない事の2点
フォールでの釣果がある時は大概が着底までの時間が長くなる事が多くて、着底時間は潮の流れで変化するので普通は短時間ではそこまで変化しないものが
10カウントでさっき着いたのに次のキャストで16掛かるとかは、何かしらの魚からのアクションで沈下が阻害されているフォールヒットの前兆なので
しっかりと今の流れでは着底まで何カウントくらいなのか?の基礎の基礎をちゃんと把握しとく事が、フォールヒットで釣果を生むポイントに🐟
そして何より大事なのがラインを押さえながらフォールさせる事で、ショアジギングで上手なベテランの方と始めたばかりの方が一発で見分け付くポイントがここの、フォール中スプールに手を添えているかどうか
キャストして着水の後フォールさせる時に、リールの巻き手をフリーにしてないでしっかりとラインを押さえる仕事をさせているのがベテランで
周りを見渡してみると結構コレをやらずに手ぶらでフリーフォールさせている方は多い大事なポイントで、簡単な作業のこれを忘れずにやる事で
ラインの弛みを最低限にしてサカナからの反応を感じ易くする効果や、ラインの放出スピードの変化を捉える反応が早くなるので
ラインが走って初めて反応が出来るフリーハンドでのフォールよりも、確実にフォールヒットを釣果に繋げる事が出来る様に🎶
「フォールヒットであたりの取り方」
ここまで来たら仕上げにその2点をしっかり意識して、具体的にはどうフォールでのアタリを取って行くかと言うと
それまでの着底カウントを過ぎても着底しないタイミングではその時点で合わせを入れて様子を見てみたり
ラインの放出を巻き手でスプールを押さえながら感じて、そのスピードが急に早くなったり逆に急にゆっくりになったりと変化を感じた時もアワセのタイミング
そしてラインの放出が急にピタッと止まるタイミングなんかは確実に落ちてくるジグが喰い上げられた典型的なフォールヒットのサインなので、しっかりと合わせを入れるタイミングに👏
そんな感じに着底までの時間を把握する事で、落ちて行く時間の変化を予兆として捉えてアタリを取る準備をするのと
ライン放出のスピード変化でサカナからのレスポンスを感じてアタリを取る事を組み合わせて、変化があったら全てアタリとしてアワセて行くのがフォールでのヒットのさせ方になります🎶
現場で良くあるのが、10カウントくらいで着底してたのが急に20くらいに増えて「もしや‥」って構えてしっかり探ると
ライン放出スピードが急にゆっくりになる場所が9カウントくらいの所で頻発してきて、意識してそのくらいのタイミングでライン放出に軽くブレーキを掛けたら一気にラインが加速して行くなんてフォールヒットの仕方で良い参考例に✨
【まとめとショアジギングetc記事リンク】
と言った訳で青物ショアジギングではよく聞くメタルジグでのフォールヒットは、魚の習性からしゃくりと同じくらい落とし方を意識する事が大事になるヒットパターンで
簡単なんだけれどもPEラインの張っておかないと感度が0って言う特徴からしっかりと意識してないといけないので、意外と体験した事無い人が多いのがこのフォールヒット
ポイントは2つで、着底までの時間を把握してフォール中に巻き手でスプールを押さえてライン放出するって簡単な所を守って
そこから落ちて行くのにラインが出る時間とスピードの変化を感じたら全てアワセて行くのがフォールでのアタリの取り方になるので、是非試してくださいねーなんてお話でしたとさ🎶✨👏
ちなみにそんなに難しい話ではなくて一回体験出来たら「あーコレフォールでのヒットだったんだ!」って理解出来て、後は秒で対応出来る様になるのでワカシやイナダの比較的好奇心が強くて釣れやすいサカナの回る夏時期に
是非に意識して「フォールで獲る!」を体感して秋の本番に備えると、今年は釣果が2倍になる事間違いなしですよ🎶✨👏