【ゴールデンウィークから始まるルアーフィッシング】
「冬の繊細な釣りから明けて」
海のルアーフィッシングってなるとそのメインターゲットとして見られるのはいわゆる大型魚と呼ばれる分類の魚で、スズキを筆頭に青物までパワフルなゲームが中心に楽しまれている釣りなワケなんだけど
当然の事ながらそんな大型魚の食性を利用して主食である小魚を模したルアーで狙っていくので、釣りを楽しむ前提に補食対象のベイトフィッシュが射程圏内に居る事が条件になってくるので
温度差に弱い小魚に釣果を左右される事からショアからとなると楽しめるシーズンが一定の海水温以上に保たれる時期に限定されてくる釣りでもあるワケなのよね🐟
そんな期間限定なルアーフィッシングは地域によって差があるとは言え、だいたいは桜の便りが過ぎ去り春一番なんて南風の強い季節が終わるゴールデンウィーク辺りからがだんだんと釣果が増えてきて
それまで厳しい確率論を耐える様に繊細な釣りをしていた所から、海のルアーフィッシングならではの豪快な釣りがまた冬が訪れる迄の期間楽しめる様になるってサイクルになっている中
開幕のゴールデンウィーク辺りではどんなルアーフィッシングが熱くなってくるの?なんて辺りを今回は少しまとめてみようかなと🎣
「ヒラスズキ」
まずいちばん熱くなってくるのが普段は難易度が高そうに思えるヒラスズキゲームになっていて、イメージとしてサラシのタイミングを見計らって「ココだ!」って瞬間にルアーを投げないと釣れない繊細な魚なんだけど
春爆なんて呼ばれ方をする5月辺りのヒラスズキは産卵後の回復を目的に捕食している個体が多い事から、むしろ繊細に狙ったらルアーが目立たなくて釣れないなんてパターンもあるぐらいで
普段の狙い所なハズなサラシの中でよりも、サラシの先で流れのある所をトゥイッチなんかしながらルアーを引いてくるとバコバコ下から突き上げてくる事もめずらしくないシーズンで、初めの1匹に出会い易い初心者にも優しいシーズンに✨
当然そもそもが個体数の少ない魚種ではあるから釣り場の選択なんかはしっかりとしないと釣れない前提ではあるんだけど、えっ?こんな位置で食うの?ってぐらいスリットや根際なんて関係なく適当に投げて巻けば釣れる事も👏
なので気軽に普段実績を聞く様な場所や、もっと簡単な釣り場ガイドに「ヒラスズキ」なんて書いてある様な眉唾な場所へ、フローティングミノー1つ片手にふらっと出掛けたら出会えちゃったなんて事もあるのでぜひお試しを🎶
「磯マルのデイゲーム」
そしてその次にハードルが普段より低めになってくるのがデイゲームでの磯マルで、こちらも産卵後の荒喰いシーズンには当たるんでそれも要因ではあるんだけど
ヒラスズキと違うのが回遊してる群れが大食いになるイメージよりも、今まで体力回復の為にエサの取り易い場所に居着きしていた個体が元気になって来たタイミングで行動範囲が広がって良く釣れる様になってくる感じで
動きの遅い甲殻類や行動範囲が狭く流れの緩い所へ溜まり易い小魚ベイト類を食べていてルアーに反応し辛かったのが、積極的にオープンウォーターの小魚を追い回し始めるいわば食性が変化するタイミングによって釣れてくるパターンに✨
夏前ぐらいの群れで小魚を追い回すベイト付きな回遊デイシーバスシーズンよりは数は出ないにせよ、ルアーに反応し易くスレが少ないので比較的イージーに釣り易いシーズンに🎶
「ハタetcロックフィッシュゲーム」
そしてコチラはゴールデンウィーク辺りがシーズンインになる魚種で、産卵深場落ちの個体がだんだんと水温に合わせてエサの取り易い浅場に移動してくる事からショアから釣り易くなるパターンに✨
カサゴやソイなんかの小型はそこまで水温に影響されないので年中チャンスがあるのに対して、ハタ類の大型は本来温暖な地域の魚なので一般的に「18度」が生息の目安になっていて
となると地域差はあるにせよ関東近郊なんかではだいたいの所が安定してその水温になってくるのはゴールデンウィーク辺りなので、そこがスタートラインで楽しい季節になってくる釣りに🎣
ちなみに魚狩さん今年から本格的にハタゲームにチャレンジスタートなので今からウズウズしてる最中で、少し前にハタの釣り方の基本やそれを調べて準備した様子をまとめて書いてみたので同じく今年から初めてみようかな?って方がいらっしゃったらこちらの記事もご参考に🎶
「ショアジギング」
そして最後は魚狩さんがメインでやってる青物ゲームのショアジギングなんだけど、前段で書いたハタなんかが関東でも良く釣れる様になったのと同様に温暖化の影響で神奈川辺りでも年々シーズンが早まっていて
首都圏からいちばん近い青物スポットである西湘や三浦の今までのパターンだと、だいたい6月辺りにワラサなんかの大型釣果が極まれに聞こえて来るのを皮切りに、7月に入るとイナダ以下の数釣りが始まって来て
8月お盆辺りから本格的にイナダサイズの楽しい季節が訪れて秋の大型シーズンへなんてシーズナルパターンだったのがだいぶ変わっていて
ここ5年くらいはどんどん釣れる時期が早まっている事を知っているアングラーが増えて来て皆さんショアジギングを始めるのが早い傾向にあるのもあって、5月にはもう大型の釣果が見られる様になり
ベイトの入り方次第では6月になると地磯周りではブリサイズのフィーバーがあったりと、一時的に年間でもサイズ感のピークを一度迎えてから、7月にはもうイナダサイズの数釣りピークを迎えてくるサイクルになっていて
蛇行黒潮が当たっててひと昔から青物シーズンが長かった駿河湾と同じぐらい相模湾、そして東京湾側でも長期間青物を楽しめる様になっているどころか
むしろ黒潮大蛇行の影響が長期間に渡っている影響で昔はメッカだった駿河湾の富士・沼津サーフなんかよりも、相模湾の三浦や東伊豆地磯の方がシイラも含めショアジギングではサイズも数も期待値が高くなっている年もある状況に✨
なのでゴールデンウィークとなると駿河湾はもちろん相模湾、東京湾そして千葉方面南房総辺りの黒潮大蛇行S字カーブのベクトルが向かう地域ではその動向次第でショアジギングの本格シーズンインとなる時期に当たるんです👏
【まとめと関連記事リンク】
と言った所でそろそろ訪れるゴールデンウィーク辺りから楽しめるルアーフィッシングの傾向を関東近郊の状況を中心に簡単にまとめて来たんだけど
ヒラスズキを始め磯マルデイゲームやハタなんかと様々なルアーゲームが本格的に楽しめる様になってくるシーズンの目安なのがゴールデンウィークになっていて
近年では黒潮大蛇行の影響が長期化してる事から、夏からのイメージが強い青物ショアジギングも5月ゴールデンウィーク辺りから元々シーズンインの早かった駿河湾だけでは無く相模湾、東京湾なんかでも始まる様になっていて
全体的にルアーフィッシングスタートの良い目安になっているので、是非に安全にはお気をつけてゴールデンウィークに家族サービスと共に様々な所へ出掛けてルアーフィッシングを楽しんで見てくださいなお話でしたとさ🎶